番外編


国鉄バス 美伯線

 国道179号線を辿り津山駅から鳥取県の三朝温泉を経由して倉吉駅までの約80kmを2時間30分で結んでいたのが、国鉄バス「美伯線」です。このバス路線は改正鉄道敷設法において記載されていた「岡山縣勝山ヨリ鳥取縣倉吉ニ至ル鐡道」、即ち本路線は鉄道線の先行という使命を有していました。路線名は旧国名の「美作」と「伯耆」の頭文字をとったものです。

 この路線は1955年(昭和30年)に開設され、奥津温泉・高清水高原・三朝温泉を経由する急行便であることから多くの観光客に利用されましたが、モータリゼーションの進展とともに利用者数が減少、1985年(昭和60年)3月に運行が休止されました。最後の運行本数は1日3往復となっていました。

 現在は岡山・鳥取の県境にある人形峠の麓まで、岡山側が中鉄北部バス、鳥取側が日ノ丸自動車がそれぞれ路線バスを運行していますが、大阪から倉吉を結ぶ高速バス(日本交通)を除いて岡山・鳥取県境を越えて行き来する路線バスはありません。



美伯線の国鉄切符(津山から上斎原まで)


美伯線に関する国鉄バスの記念切符